就活の論議の中であまり出てこないのが、
大学のあり方。
企業の横並びで、かつナビサイトに頼った採用活動が
学生を苦しめているのと同様に、
大学のあり方(存在意義、教育ポリシー)も大きな問題。
でも、多くの就活関連の人たち(企業も個人も)は
決してこの問題を取り上げない。
なぜなら、彼らの多くは大学の仕事もしているから。
(大学のキャリアカウンセラーであったり、キャリア講座を担当していることが多い)
大学の中では、慶應は問題意識が高い。
今年の経済学部の小論文
http://nyushi.yomiuri.co.jp/11/sokuho/keio/keizai/ron/images/mon.pdf
さすが、福沢諭吉の建学の精神が受け継がれている。
取り組んでいるから、こんな問題を出せる。
問題は、大学のあり方をテーマに取り上げない、
就活関連で潤っている人たち。
本当にこの現状を憂いているなら
大学のあり方をさせて通ることはできない。
大学の教育と企業の採用活動。
就活の問題は、学生を取り巻く環境問題と
学生自身の問題。
早く目覚めて、自ら変革できたところ(大学、企業、学生)が勝つ。
まずは、学生支援を行いながら、学校の問題にも切り込みたい。