最近経営者から
もうこれ以上給与は上がらないから
社員にはそこをわかって欲しい。
という声を立て続けに聞いた。
そうだよね。
デフレだし、景気悪いし・・・。
いやいや、経営者のそういう気持ちが
デフレを生んでしまっているんじゃないの?
どうすれば社員の給与をもっと上げることが
できるか。
そのためには、
もっと利益を上げる。
売上を伸ばす。
販路を拡大する。
商品開発に投資する。
人材に投資する。
・・・。
前向きな手が打てるはず。
確かに、業界そのものが
成熟期から衰退期に移っている会社もある。
一社だけ頑張ってもどうしようもない
場合もある。
もっと人材が流動化した方がいい。
かつては人気産業、今は衰退産業の中では、
優秀な人材が輝きを失っている。
優秀な人が、その能力を存分に発揮するためには、
もっと労働力の流動化を促進すべき。
もう給料があがらない。
転職はリスクがある。
でも会社は成長がストップ。
今の地位にしがみつく。
能力が錆つく。
使い物にならなくなる。
若手もやる気を失う。
こんなデフレスパイラルが起こっている。
経営者が、もう給与は上がらない。
と言い始めた時点で、終わってる。