まず、学生の安定志向、大企業志向が問題にされるが、
それは今に始まったことではない。
人気企業ランキングをみても、
30年、40年前から変わっていない。
総合商社、金融、大手メーカーが人気業種。
この推移からは、何も変わっていないことしか
わからない。
問題は、大学の進学率と大学生が大幅に増えたこと
が問題の根底にある。
そいうことで、今の大学生は、
真剣に中小企業選びを行う必要に迫られている。
しかし、中小企業の情報は少ないし、
中小企業は玉石混交。
ブラック企業については書きましたが、
本当の意味でのブラック企業は中小には少ない。
で、見分け方。
1.育成制度が整っているか。
・人材育成は時間がかかる。
育成制度が整っている。ということは、
将来の利益のために今投資するという
判断をしている。ということ。
2.即戦力!という言葉を使っていない。
・新人が即、戦力になるはずがない。
ということは、学生アルバイトに毛が生えた程度の
レベルの仕事であり、使い捨て。ということになる。
3.選考の段階で社長しか出てこない。
あるいは、社長が一度も出てこない。
・中小企業のレベルは社長で決まる。
採用に真剣であれば、必ず社長がでている。
しかし、社長しか出てこない場合は、社長と社員間で
何か問題がある可能性がある。
社長と社員、さらに職場を見ることが必要。
数多くの企業を見ること、そして社員と会話をすること。
中小企業を見る目は、ライブで触れ合う回数で磨かれるのです。