企業は新卒に何を期待しているのか
就活という言葉が一般的になるまでは、
「可能性」だった。
この人間はうちの会社に入って活躍できるのか
成長することができるのか
既存の社員に刺激を与えることはできるのか
小さくまとまっていて欲しくない。
基本は今でも変わっていないと思う。
大企業でも、役員クラス、部長クラスは
今でもそう思っている。
しかし、現場は変わってしまった。
大学4年間(実際には1年半)で、
何を成し遂げたのか、
自分はどんな人間で、何が得意なのか。
小さくまとまってしまった、老成した人間を
育成する仕組みになってしまっている。
うちに入って何がしたいのか、
今まで何をしてきたのか。
という質問は、
経験者採用向けのものであったはず。
やっぱり企業の採用方法の問題が一番大きい。
次に大学の採用指導。
小手先の理屈を学生に教えても、
可能性の芽をつぶしてしまうだけ。
だと思う。