企業が新卒者に求める能力の
第一位がコミュニケーション能力という調査がよく引用され、
就活学生向けコミュニケーション力強化のセミナーなどが
行われたりしている。
こんなセミナーに行く時間があったら、
3年生は、しっかり企業研究を行うか、
学生時代に思い残すことがないよう
何かに打ち込んだ方がいい。
社会で求められるコミュニケーション能力の
ベースは仕事力。
仕事ができなきゃ、表面的な見栄えや
言葉遣いがきちんとしていても
ただの薄っぺらい奴でしかない。
そもそも、企業は新卒の学生に
コミュニケーション力を求めているのか?
言えることは、
質問したことに対して、きちんと答えてね。
ということ。
つまり、傾聴力は持ってね。
ということくらい。
質問したことに
素直に答えない学生がいることも事実だけどね。
話し方が朴訥であっても
当意即妙・・・すぐに気が効いた対応が
できなくても構わない。
じっくり考えて、いい仕事ができる人はたくさんいる。
企業もわかっているはずだが、
面接官は素人だからね・・・。
コミュニケーション力は誤って伝わっていることが
あまりにも多い。
例えば・・・
メラビアンの法則を使って
言語(話の内容) 7%
聴覚(話し方など)33%
視覚(見た目、ボディランゲージなど)55%
といういかにもの法則を使って、
コミュニケーションは見た目ですよ!
というセミナーもあるが、
これも信じてはいけない。
(コミュニケーションセミナーで、メラビアンが出てきたら
偽物と思った方がいい)
仕事で大事なことは、
どう考えても話の内容ですからね!
話し方、見た目はマイナスにならない程度で十分。
そんな表面的なことは些細なことでしかない。
本質的なところを磨くこと。
語れる自分をつくる。
本気で何かに取り組んでいく。
それしかないのです。
くれぐれも、コミュ力なんて
表面的なことに流されないように。