最近「ゆとり世代」に関する話題が増えてきている。
「ゆとり世代がいよいよ社会人に!」「ゆとり世代の問題」・・・
そのほとんどがゆとり世代の若者は、打たれ弱く、社会に不平不満が多い
コミュニケーションを取ることがヘタ(コミュニケーション能力がない)など
問題を提示し、如何に教育(矯正)していくか。どのように対応したらいいのか。
という話題がほとんどです。
本当に問題は彼ら(彼女ら)にあるのですか?
卑近な例ですが、若者は電車で席を譲らない。会社の飲み会に参加しないなどが
上げられていますが、電車で席を譲らないのは若者ではなく、社会でバリバリ働いて
いる世代(彼らが席を譲っている姿、見たことありますか?)であり、会社の飲み会に
若者を誘わないのは、中間管理職なのです。今の中間管理職は自分が新人の頃に
上司の誘いを平気で断るようになった世代であるので、誘って断られるのが怖いだけ
なのです。
ということは、仮にゆとり世代の彼ら(彼女ら)に多少理解できないことがあったとしても、
問題の多くは、自分たちの価値観(ルール)に押し込めようとする、管理職(経営者)自身に
あるとしか思えないのです。
ゆとり世代と言われる人たちと話をすると、みんなよく考えています。みんなまじめです。
ただ、この先の社会に希望が持てていない。
そんな社会にしてしまった40代、50代が本気で反省していかないと、若者を元気にして
いくことはできません。
40代、50代の人と話して感じることは、若者に比べものにならないくらいに、自分勝手で
自分の生活だけなんとかなればいい。と考えている人が多い。
「問題は自分たちにあることを今の管理職に考えさせる」
ゆとり世代論議が、このように発展することを願って止みません。
コメント