日本人が持つ大きな力の一つが「型」。「型」が日本人力を高めています。
型と聞くと、型にはめる、型通りなど堅苦しいイメージがありますが、本来「型」とは、
長い歴史の中で代々継承され洗練されて固定化した表現・様式であり、
無駄なものがそぎ落とされ洗練されてできた形です。
横綱土俵入りの「雲竜型」「不知火型」や茶道における様々な型がそれに当てはまります。
「型」は、意味と目的を持ち、「型」をつくることで、身体の無駄な力を抜き、心の力みをなくし
自然体の状態をつくることが可能なのです。
・型のある人が型破りなことをやると「型破り」
・型の無い人が型破りなことをやると 「型無し」
基本になる型がしっかり身につかないと「型破り=応用」もできません。
一方、ルールや規則、マニュアルには、上記の「型」の意味も含まれますが、
他の意味もあります。それは「責任逃れの言い訳」。
何か問題が起こった時に、ルールに従ってやったのだから、悪いのは私ではなくルールである。
という時にも使われます。
今は、このような責任逃れのためのルールや規則が増えてきているように感じます。
それは、何も考えずにルール通りの仕事しかしない人が増えてきているからではないでょうか。
あなたの会社ではいかがですか?
ルールを言い訳にして、自分の頭を使わない人、増えていませんか?
まずは、しっかりとした「型を決める」
SAMURAI研修で伝えたいことのひとつです。