就活生と話をしていて良く出るワードが
「自己実現」
この言葉、ピンとこなくていつも困っていた。
自己実現って一体何?
その自己実現とやらと働くことを
なぜつなげて考えるのか?
最近わかった一つの事実。
学生が仕事=自己実現という文脈の中で
語っているのが、極めて表層的だということ。
例えば、
仕事で英語を使いたい・・・
英語が使える会社に入ることが自己実現。
仕事で海外に行きたい・・・
海外に行ける会社に入ることが自己実現
うーん、こんなもの?
そもそも、マズローの欲求5段階説の根拠が
非常に希薄なのにも関わらず、
欲求の最上位に位置づけられている”自己実現”
を疑いもなく信じていることが不思議。
就活では、「自己実現」なんてことは
考えない方がすっきりするし、
いい会社に出会うことができる。
大事なことは、どんな会社に入っても、
与えられた仕事をとことん真剣に
一生懸命にやること。
それができないとどこに行っても通用しない。
これが事実なのだが、「自己実現」なんて
変な考えを持っていると、
「これは自分がやりたい仕事じゃない」
と自分に言い訳して、手を抜いてしまう。
こんな使えない人になってしまうからね。
自己実現・・・
求めるものではなく、”結果”ですからね。