平等って言葉、危険だなあと思う。
正義を振りかざすと、受容度が低くなる。
という記事を書きましたが、
平等という考え方怖い。
就活のことで、とある尊敬できる先輩と話をしました。
そこで出た話の一つがこれ。
サッカーで長友、本田、岡崎、香川・・・
多くの若い選手がヨーロッパで活躍していますが、
彼らの年は、ほぼ新卒学生の就職年齢。
彼らは、それまでの実績でエリートコースを歩んでいる。
同じ年数、サッカーをやっていた、普通のレベルには合わせない。
例えばカルロスゴーン。
彼は27歳でミシュランの工場長になり
31歳でブラジルミシュラン社長
35歳で北米ミシュラン社長
その後、ルノーの上級副社長。
能力があって、経験を積んで実績を上げることができたら
トントン拍子で出世する。
これは彼のためではなく、
そのような優秀な人材の能力を
広く社会のために役立てるためには
必要なこと。
日本も悪平等を排して、
本当のエリート教育を行って、
能力が高い人には、どんどんチャレンジさせるべき。
大学を出ていれば、
どの大学でも、同じ給与で一線スタート。
大学院でも、年齢給の差だけ。
でも内実は、幹部候補生と
そうでないクラスはなんとなくわかれている。
なんとなく、ではなく
ハッキリとエリートコース・・・
昔のキャリア、ノンキャリアに分けて
採用、育成すべき。
これが出来ないのは悪平等の弊害。
総合商社が思い切って、
そのような採用は始めたら
就職環境なんて一気に変わる。
例えば、
三菱商事は、
幹部候補生の採用枠は20。
大学も特定数校。
1年間の国内勤務の後、海外子会社に配属し、
トップマネジメントを経験し、全世界で活躍してもらいます。
一般採用の枠は100。
大学名問わず、広く採用します。
と。
企業も大学も護送船団方式、
他社(他大学)の顔色ばかりみていては、
全体のレベルが落ちてくる。
平等は正義。という考え方
危険です。