和する組織を作る
日本がこれまで世界の中で認められ、独自のポジションを築いてこれたのも
”和する力”の大切さを本能的に信じていたからではないでしょうか。
人はひとりでは生きていけません。それは会社という集団に限ったことでもなく
社会に属する一員として誰から教わることなくわかっていたはずです。
なぜ、”和する力”を本能的に信じてきたのでしょうか。私は長い歴史の中で
自然という大きな力を目の前にした時の人間の力の無力さを経験してきたからだと
思っています。
定期的に襲ってくる、大地震や火山の噴火、台風や洪水。その前になす術を持たない
一人ひとりの人間。そんな時に”和する力”使って生き抜く力をつけてきたのではないでしょうか。
頭で理解するのではなく、体に刷りこまれている本能ということができます。
その力を忘れてしまった日本の企業は組織の力を強くするために、チームマネジメント
やモチベーション向上といったスキルを理論によって強化しようとしています。
私はそこに何か釈然としない思いが常にありました。
スキルやテクニックではなく、誰かのためになるのなら自然に身体が動いてしまう。
それが日本人ではなかったのかなと。
自分が所属する集団のためなら自分が骨を折ることも厭わない。
それが日本人ではなかったのかなと。
”和する力”を自然に発揮するのが日本人ではなかったのかなと。
しかし、ビジネスもスポーツもあらゆるものが世界的な規模で語られるようになった
今の時代において、古き良き日本の良さだけを語っても何の意味もありません。
今必要なことは、その良さを・・・言い換えれば日本の強さをもう一度思い出し、
磨きあげることにあるのではないでしょうか。
アクシアが実現したい姿がそこにあります。