事業仕分けで、
「女性と仕事の未来館」
「ジョブカード」
「大学生の就業力育成支援事業」
の廃止が決定。
この3つは、普段の仕事に関係しています。
まず、「女性と仕事の未来館」
http://www.miraikan.go.jp/setumei/index.html
ダイバーシティのセミナーで時々使っていましたが、
無駄な空間だなあ!
無駄な施設だなあ!
と感じていたので、納得。
なぜ、こんな豪華な施設が必要なのか?
やるべきことは他にあるでしょう。
ちなみに都内には、東京都が管轄の
東京ウィメンズプラザが青山にあり、
ほぼ同様の主旨で施設運営を行っています。
http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/outline.html#01
いや、女性と仕事の・・・は国で
東京ウィメンズプラザは都だから。
ではなく、その発想はおかしいことに気づくべきでしょう。
両者が連携して行えばいいのです。
次に「ジョブカード」
恥ずかしながら、今年の春まで知りませんでした。
形をつくればそれでいい。
運用されなくても、運用のフローに齟齬がなければ
問題ない。
といういわゆる”お役所仕事”の典型。
これも社会で活用できていないから
不要でしょう。
廃止決定のあと、事業継続と
民主党はぶれていますが、
助成金を絡め取る術を知っている企業が
うまく使っている程度にしか思えない。
雇用に関する助成金は数限りなく、
助成金ブローカーが立ち回る
温床になっている。
(もちろん、有効に活用している企業もあると思いますよ)
最後に「就業力支援」
こんな小手先のことに税金をつぎ込んで
どうするの?と思っていました。
就業力強化は根が深い。
大学含めた日本の高等教育をどうするのか。
世界に伍する人材育成のために
国は何をするのか。
という教育の根本を見直すべき時に、
目先の小手先のことに税金を使う必要はない。
大学にキャリアカウンセラーを増やそうとしても、
民間で働いたことがない人大学の職員が
民間企業への進路指導なんてできないし、
民間から集めようとしても、
就職関連業界出身の
狭い世界しか知らない人が大半なので、
深く広いキャリアカウンセリングなんてできない。
大学の存在意義そのものを見直す時に・・・。
中学から高校に推薦で入り、
その高校から大学へはAOで無試験・・・
つまり、一度も本気の(受検)勉強したことがない
大学生が増えているという現実から、
目をそらしてはいけない。
そんな学生達が大卒として溢れてきている。
事業仕分け、パフォーマンスに過ぎるところもあるが、
議論を巻き起こす意味はありそうだ。
一度予算がついたら、
予算を使い切ることが最優先になる公共事業。
一度動き出すと、そこに利権が発生し(儲かる人がでてくる)
存在意義を失っている公共事業。
徹底的に見直すべきでしょう。