礼を尽くすということ

和する組織をつくる時にまず大切なことは”礼を尽くす”ということ。

上司や部下、ベテランや新人、正社員と契約社員、派遣社員やアルバイト、という役割や立場。

あるいは、性別や年齢を超えてお互いに人格を認め、礼を尽くす心を持って接することが最

も大事なことです。

いくらスキルやテクニックを学び、論理的には正しいことを主張しても、自分のことを軽んじら

れたり下に見られたりしてることがわかると、表面的にしかつながりを持つことができません。

役割以上のことはやらなくなるのです。

「お前は新人だから何もわかっていない。俺の言う通りやればいいんだ」と心の中で思いなが

ら、コーチングのスキルを使って「君はどう思ってるの？」「・・・・です。」「なるほど、そうなん

だ」・・・と会話を進めても心の中は見透かされています。

なぜ見透かされると思いますか？人の心の中は誰にもわかりませんが、

些細な態度に表れてしまうのです。

特に立場が上の人であればあるほど、自らを顧みて「周囲の人に本当に礼を尽くしているの

か」を考えて欲しいのです。

礼を尽くされると相手も変わります。

日本人力でお互いに人格を認め尊重し、礼を尽くす組織を増やしていきたいものです。